おねしょ対策どうしてる?今日からはじめる卒業レッスン
昼間はおむつが必要ないのに、毎晩のようにおねしょをしてしまうのは「うちの子だけ?」では、ないんです。3~4歳まではおねしょがあっても不思議ではなく、5歳ごろまでに自然とおねしょを減らせるように卒業レッスンを子どもと一緒にやっていきたいですね。
今回は、保育士さんにトイレトレーニングのコツも聞いてみましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
おねしょのこと
おねしょが起きる「仕組み」って?
睡眠中に作られる尿の量と、尿をためておく膀胱の大きさのバランスがとれていないために、夜間に尿があふれてしまう現象が「おねしょ」です。人間の体の中では尿量を減らすために「抗利尿ホルモン」が分泌されているのですが、成長過程の子どもの場合、夜間のホルモン分泌が少なかったり、膀胱が小さかったりするために、尿があふれてしまうってことですね。
昼間と夜中のおしっこのリズムが違うので、昼間はトイレトレーニングができていても「おねしょ」をしてしまうのはよくあることなのです。
おねしょがつづくのは、何歳くらいまで?
5~6歳頃にはほとんどの子どもがおねしょを卒業します。基本的には、成長を待っていれば自然におねしょがなくなるので心配しすぎなくても大丈夫。もし、5歳をすぎてもしばらくおねしょがつづくときは、適切な治療や生活指導が必要な場合もあるので、そのときは一度、小児科の先生に相談してみましょう。
おねしょがつづく場合、注意すべきことがある?
おねしょがつづく場合は、寝る前に水分を取りすぎないことや必ずトイレを済ませてから寝ることが一番に思い浮かぶと思います。でも、子どもが「漏らさないようにしないと…」って意識しすぎたり、失敗しても叱りすぎないことも大事です。
保育士さんに「トイトレ」ポイントを聞いてみました
育児のプロといえば、保育士さん。毎日たくさんの子どもと接している保育士さんに、保育園ではどんなトイレトレーニングをしているか、聞いてみました。
保育士 安井さん
保育園では、保護者の方とトイレトレーニングについて話し合いながら、子どもひとりひとりに合ったやり方で進めていっています。個人差がありますが、排尿の間隔が30分~1時間と短い子もいれば、1~2時間持つ子もいます。
まずは、お子さんの排尿間隔をしっかりと把握すること。時間を見ながらトイレに誘い、トイレで排泄する習慣をつけてあげて、成功したら喜びを一緒に共有することが大切です。(私はいつも、自分のことのようにやや大げさに喜んでいます☺)
今は、「濡れた感覚がわかりやすい紙パンツ」や「吸収性のよいトイトレ用の布パンツ」など、トイトレグッズも充実しています。また、トイレで排尿できたらシールを貼ったり、スタンプを押したりできる「トイトレ用紙」や、子どもがトイレに行きたくなるように子どもが好きなキャラクターをトイレに貼るなど、楽しいトイトレ対策も有効です。
先輩ママの「おねしょ対策の工夫」集めました
トイレトレーニングやおねしょ対策について、みんなどんな工夫をしているのか調査してみました。
Q1:普段の生活でやっている「おねしょ対策」は?
- 寝る前に、必ずトイレにいく
- 寝る前と夜中にトイレへ連れていく
- 「防水シーツ」や「おねしょズボン」の活用
- 寝るときだけおむつを使用
Q2:季節によって注意していることは?
- 夏は「エアコンの温度」に気を付けたり、冬は「防水シートを2重」にする
- 夏は「水分の調整」、冬は「寒さ対策」をする
Q3:おねしょで「困っている」ことある?
- おねしょズボンをはいていても、漏れてしまう
- 排尿のタイミングが分からない
- 布団の洗い方
Q4:どんなトイトレしてる?
- まずは、トイレの便座にすわることからスタートして、トイレに行く回数を増やしました
- 1日1回でもトイレの便座に座ってみる
- お漏らしした「気持ち悪い」感覚を覚えてもらう
- 日中のトレーニングは、幼稚園にほぼお任せ
- 家でのトイレは本人のやる気に応じています
- 失敗しても叱らないように
- 無理にトレーニングしないで、おむつに頼っていました
- 声かけをする
- トレパンをはかせる
Q5:おすすめの「おねしょアイテム」は?
- 絵本「おとこのこトイレ」がおすすめです。具体的にトイレの仕方を教えてくれるので、子どももイメージしやすいみたいです!
- 防水シーツ