妊婦さん

「相談できずに悩んでる方へ」妊活のきっかけ・治療の頻度・副作用

ライター:白川
ライター:白川

第二子の出産を1ヶ月後に控えたWhite Lapinで働くママの山田さん。第一子を出産後、なかなか妊娠できずに病院へ行ったことをきっかけに妊活をはじめたそうです。妊活について誰かに相談したいけど、できる人が周りにいなくて…という方に読んでいただければと思います。

妊活をはじめようと思ったきっかけを教えてください

一人目を出産したあとに生理が2年間こなくて、診察のために病院に行ったのがきっかけです。検査をしてみると、排卵をしていないとのこと。私たち夫婦の場合は、不妊の原因が旦那さんではなく私の方にあることが分かり、もともと生理不順ではあったのですが、病院の先生からは「一人目を完全母乳で育てると、出産後の生理がはじまるのが遅くなることがある」とも言われ、将来的に子どもがほしいのであれば、なるべく早く治療をすることを勧められました。当時私は26歳だったのですが、二人目の妊娠を希望していたので、生理をはじめるための治療からやることに決めました。

妊活の治療で辛かったことは?

生理改善のために通院しはじめて1年半くらいから、本格的な妊活のための治療をはじめました。色んなピルを試しましたが私の体質に合わず…。薬と注射の副作用に悩まされました。治療のあとはぐったりして憂鬱になったり、何かとうまくいかないことで旦那さんに当たってしまったり。

あるとき病院で治療待ちをしていたら担当の先生が急遽お産に入ることになって、注射1本の治療のためにすごく待たされたことがありました。「注射打つだけなのに…」って、ついイラっとしてしまって。

そのイライラは妊婦さんに対してでは全然なくて、仕事の合間に通院していたので時間をやりくりしていく中での予想外のハプニングに対しての「もう!」みたいなことなんですが、そう思ってしまう自分がまたすごくイヤで。体調面は自己解決できても、精神面はなかなかうまくコントロールできなかったのが、辛かったですね。

妊活をはじめることに対して、不安はありましたか?

妊活に対しては、漠然としていたので「試してみるか」くらいの気持ちでした。ゴールのないことだと思っていたのでやれることはやってみようと。ただ、治療をはじめるタイミングで当時勤めていた会社から正社員の話があったので職場の方に勤務について相談したり、旦那さんとも「本当に子どもがほしいのか」について、再確認しました。

妊娠できたとしても流れてしまう可能性もあるし、無事に出産できるか、ちゃんと育ってくれるかなど色んな不安のある中で、どこに自分たちの幸せを置くのかは、改めて大事だなと感じました。

事前に自分で調べたことはありますか?

ネットで調べたことは、費用などの「答えがほしい」内容です。あとは、SNSで似たような境遇の方を探してフォローしていました。SNSは感情が綴られていることが多いので「そうなんだ」とか「そういうこともあるのか」って、共感がほしくて読んでいたと思います。

だけど、いざはじめてみると薬の副作用のこともあって「これ、いつまで続くんだろう…」と、ゴールのないことだと思ってはいたものの、いつ終わるのかっていうのは常に感じていましたね。

治療の頻度や期間は、どれくらいでしたか?

最初は月2~3回の通院だったところから次第に段階が増えていった感じです。私の場合は1年間で最終段階 (体外受精) までやってみる、一通りチャレンジすると決めていたので、そのスケジュールで治療に取り組んでいました。期間としては、生理不順の改善に1年半、妊娠治療に1年半、計3年くらいかな。

妊活の相談は、誰かにできていましたか?

私の場合、周りに不妊治療をやっている人が多かったので、わりと気軽に相談できました。でも、同じ境遇の人の方が聞きやすかったですね。不妊治療のことを聞かれることに対して私は抵抗がないのですが、逆に私に対して遠慮をされてしまうのではないか、という心配の方が大きかったかもしれないです。

不妊の原因は人それぞれありますし、それは決して恥ずかしいことではないと思います。自然に妊娠できたらもちろんとっても幸せなことではありますが、必ずしも当たり前のことではないので、もっと日常的に、知識として共有される社会になっていくといいですよね。

妊活をはじめようか迷っている方 (頑張っている方) に伝えたいことは、ありますか?

今、もし悩んでいる人がいらっしゃるとして、ただ色んな状況もあるし、簡単に「やってみればいいじゃん」とは言えないけれど、はじめるかどうかは別としてまず一度、専門家に相談してみてはどうかなと思います。ちょっとでも気になることがあるのなら、相談するのが一番!私と同じ思いをしてほしくないから、不安なことは少しでも軽減してほしいなと思います。

私たちが生きてく上で、家庭や仕事、妊娠だけが悩みなのではなくて、出産後も不安や悩みは尽きないと思います。実際に私も、一人目の子どもの成長スピードが周りよりも遅くて、育児に関する不安は尽きませんでした。だからこそ、少しでも不安なことがあるなら軽減してほしいですし、そのためにもまずは専門家に相談してみたらどお?って、お伝えしたいです。

いざ、妊活をはじめると辛いこともたくさんあって、いつまで続ければいいんだろう?って悩むタイミングがくるかもしれません。私は、自分の気が済むまでとりあえずやってみると決めていたので、費用のことも考えながらですが、できる限りのことはやってみました。しんどいときは、旦那さんに我がまま言ってもいいと思います!

不妊に気づいてから悩むんじゃなくて、ブライダルチェックが当たり前になる時代になるといいですよね。

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