
指しゃぶりって、放っておいても大丈夫?みんなどうしてる?

指しゃぶりが激しめの子、寝つくときに必ず指しゃぶりをする子、自分の思うようにならなかったときに指しゃぶりをする子、子供によって指しゃぶりの個性もさまざまです。「もう2歳なのに、このまま指しゃぶりを放っておいても大丈夫?」など、指しゃぶりが長くつづくとママは心配になりますよね。みんなこんなときどうしているのか、育児中のママに聞いてみました。
なぜ指しゃぶりをするの?
まずは、子どもの心に寄り添って「なぜ指しゃぶりをしているの」か、その心理を紐解いていきましょう。
乳児期:赤ちゃんの「本能」
「指を吸う」という行為そのものは赤ちゃんの本能であり、おなかの中にいるときからしていると言われています。その本能があるからこそ、おっぱいを吸うことができるのです。おっぱいを吸っているときは精神が安定しているように、指しゃぶりも赤ちゃんにとっては「不安やストレスを和らげてくれる」ものになっています。
1~2歳:退屈なとき、寂しいとき、眠いとき
この頃の子どもは、ひとりで歩くことができるようになったり、モノを使って遊ぶようになったりとできることが増えていきます。見える世界や興味の対象が広がって、いろんなものを手で触ってみたり掴んでみたりするなかで、指が口ではなく外の世界への接点になっているんですね。
昼間は遊んだりご飯を食べたりして「手を使う」ことで忙しく、他のことに夢中になっているのですが、寝るときになると口寂しくなって指をしゃぶることはよくあることです。なので、この時期の指しゃぶりは「本能で吸う」というよりは「退屈なとき」「眠いとき」に多く見られます。
また、子どもにとって「指しゃぶり」が精神安定剤になっているケースも多いため、無理にやめさせようとするとストレスが溜まってしまいます。3歳までの指しゃぶりは無理に止めさせる必要はないと言われていますので、原因を見つけてあげるようにしましょう。
ママの対応
なんらかの原因で、安心を求めているサインです。指しゃぶりの行為に目を向けるのではなく、そのときの「子どもの気持ち」を気にかけてみましょう。
3~5歳:自然に減少
夜、寝るときにはクセで指しゃぶりをすることがあるかもしれませんが、夢中になれるおもちゃを見つけたり、外で友達と遊ぶようになると指しゃぶりは自然と減っていきます。
ママの対応
指を動かすことが大切です。「引っ張ると何かが飛び出す」「はじいて玉を飛ばす」など、両手を十分に使って楽しめる遊びをたくさん準備してみてください。
先輩ママ500人に聞きました「指しゃぶりしてた?」
子どもの成長はそれぞれですが、でもやっぱり「うちの子だけなのかな…」と、心配になることもありますよね。先輩ママ500人にアンケートを実施しましたので、参考にしてみてください。
Q1:いつからはじまった?
今回のアンケートでは「指しゃぶりをしていた」と回答したママが73%「ほとんどなかった」と回答したママが27%ということで、赤ちゃんの7割以上が指しゃぶりをしているようです。はじまる時期としては、1歳前後が最も多いという結果でした。
Q2:いつごろ終わる?
終わる時期については、みんなバラバラのようです。指しゃぶりをしている「子どもの気持ち」によって終わるタイミングも変化しそうですね。
指しゃぶりって止めるさせるべき?みんなどうしてる?
子どもが指しゃぶりをしていたら「無理に止めさせなくても…」とは思っていても、実際はどうすればいいのか不安もあります。育児中のママに、リアルな声を聞いてみました。
- 長女 (4歳) は、まだ指しゃぶりをしていますがもう少し様子を見ようと思っているので、具体的な止めるタイミングは今のところ考えていません。
- 指しゃぶりはありましたが、期間が短かったので止めることはしませんでした。指しゃぶりをしているときは、意識を他へ向けてあげるために「一緒に遊ぶ」ようにしていました。
- 本人のタイミングで止めてくれると思っています。きっかけありきの声かけをすると指しゃぶりが減りました。
- 次女は5歳くらいで一旦指しゃぶりはなくなったのですが、小学校に進学して環境が変わったことで再発しました。精神的なことが大きいんだなと思って無理には止めさせずに本人と話し合いながら「防止グッズ」などを上手に使っていきました。