【ポイント解説】2023年12月から北九州市の保育料は、第2子以降「無償化」
ライター:白川
北九州市では、2023年度 (令和5年度) の事業として、2023年12月から2024年3月までの「第2子以降の保育料」が無償化になります。
ただし、施設によって無償化の内容や申請手続きの有無が異なりますので、内容をまとめました。
対象は、第2子以降 (0~2歳) の保育料
保育所等の同時利用や子どもの年齢に関わらず、生計を同一にしている子どものうち、最年長者を第1子、その下の子を第2子とカウントすると、「第2子以降 (0~2歳) の保育料」が無償となります。
保育施設によって「月額上限」あり
ただし、「認可外」保育施設や幼稚園の満3歳児預かり保育を利用する場合は、月額上限があります。
無償となる期間
2023年12月1日~2024年3月31日
※今回は、令和5年度 (2023年度) の事業として実施されるため、2024年3月までの実施を決定。
「認可」保育施設の場合
対象施設
- 保育所
- 認定こども園 (保育部分)
- 家庭的保育事業
- 小規模保育事業
- 事業所内保育事業
無償化の内容
第2子以降のお子さん (0歳から2歳児) が、保育施設等を利用する場合の保育料が無償化されます。
手続き
- 原則、申請手続きは不要
- 対象となる世帯に、2023年11月中旬に通知
詳細
「認可外」保育施設の場合
対象施設
- 認可外保育施設等
- 企業主導型保育施設
- ファミリー・サポート・センター事業 (送迎のみの活動は対象外)
無償化の内容
保育を必要とする第2子以降のお子さん (0歳から2歳児) が、認可外保育施設等 (企業主導型保育施設を含む) を利用する場合の保育料が無償化
(月額上限あり) されます。
月額上限額
- 一時預かり事業 (幼稚園型2) :26,000円
- 認可外保育施設、一時預かり事業 (一般型) :42,000円
- 企業主導型 (0歳児) :37,100円
- 企業主導型 (1,2歳児) :37,000円
手続き
「保育の必要性の認定」と「保育料の償還払い」の申請が必要です。
- 保育の必要性の認定:申請書類は2023年12月から、ご利用の施設を通じて配布
- 保育料の償還払い:2024年4月以降の申請により、2023年12月から2024年3月分の保育料を償還払い
注意点
- 第2子以降の「保育料無償化の対象」となるためには、「保育の必要性 (保育要件) 」が必要
- 「住民税非課税世帯のお子さん」は、すでに国の無償化の対象
詳細
幼稚園の「満3歳児クラス」で、預かり保育の場合
対象施設
- 幼稚園
- 認定こども園 (幼稚園部分)
無償化の内容
保育を必要とする第2子以降のお子さんが、幼稚園の満3歳児クラスで預かり保育を利用する場合の保育料が無償化 (上限16,300円) されます。
月額上限額
- 16,300円
手続き
「保育の必要性の認定」と「保育料の償還払い」の申請が必要です。
- 保育の必要性の認定:申請書類は2023年12月から、ご利用の施設を通じて配布
- 保育料の償還払い:2024年4月以降の申請により、2023年12月から2024年3月分の保育料を償還払い
注意点
- 「満3歳に達する前の保育料 (預かり保育を含む) 」については、無償化の対象となりません
- 第2子以降の「保育料無償化の対象」となるためには、「保育の必要性 (保育要件) 」が必要
- 「住民税非課税世帯のお子さん」は、すでに国の無償化の対象
詳細